Googleの「Webmaster Central Blog」の記事「Changes in crawl error reporting for redirects」でウェブマスターツール上のデータの扱いが変更されたとの報告がありました。変更があったのは、リダイレクトのエラーに関するデータです。

同記事によると、これまでリダイレクト先「B」でエラーが起きていた場合、エラーの対象としてレポート上には「リダイレクト元」に当たる「A」ページのURLを表示していました。今回の変更で、「リダイレクト先(最終地点)」の「B」のURLを表示するようになったということです。

クロールエラーのサンプル

※Webmaster Central Blogに掲載された図を元に作成しています。
余談ですが、同記事の画像のファイル名が「crawl-error-403-410-404-500-503-http-errors-failures-keyword-keywords-words-keys.png」となっててちょっと笑ってしまいました。

実際にエラーが起きているページを把握しやすくなりましたね。

また、この変更によってウェブマスターツール上のエラー数に変化する可能性があり、例えば、別のドメインにリダイレクトしていてエラーがある場合は、リダイレクト先ドメインのレポートに表示されるようになるとのこと。

順位等に影響があるわけではありませんが、レポートなどにウェブマスターツールを利用している方は憶えておく必要がありそうですね。

ちなみに、このエラーが実際に起こっているかどうかを判断するツールとして、同記事内では「View HTTP Request and Response Header」が紹介されていますが、個人的にはChromeの拡張機能として配布されている「Redirect Path」を気に入っています。

Redirect Path

興味のある方は使ってみてください!