Googleがクエリによってトップの検索メニュー(フィルター)の順番を変化させるようになりました。

数日前に「Search Engine Land」の記事「Google Now Changing The Top Search Filters Based On Query」で報告されており、そのときは私の環境では確認できなかったのですが、今日見ると変わっていました。調べてみたところ、他にも記事にされている方がいたので、どうやら日本語の環境にも導入されたようです。

また、その少し前には「Google Drops Discussions Search Filter & Others」で検索メニューから「places」「blogs」「discussions」「recipes」「patents」が削除されてフィルターの数が減ったことが指摘されていたので、その流れでの改変のようですね。最近の日本語環境ではどうなってかご存知の方いらっしゃったら教えていただけると嬉しいです。

2014/1/26 16:45追記

SEO Jump(@SEO_Jump)さんから情報をいただきました。感謝です!

最初に上げた記事では、Googleの担当者の言葉として以下の言葉が引用されています。

We’re always making changes to Search to help you find the most useful things more easily. Now when you search, the type of results you can select at the top of the page will vary depending on what makes sense for your search.(我われはもっとも有益なものをより簡単に見つけられるよう検索を常に変化させています。今では検索時にページ上部で選択できる検索結果の種類は、皆さんの検索に合うよう変化します。)

For example, if you search for “English to Tagalog” you’ll see ‘Apps’ that’ll help you with translation as well as ‘Books’ and ‘Shopping’ in case you’re looking to buy a printed or electronic dictionary.(例えば、「英語からタガログ語へ」と検索すれば、翻訳時に役立つ「アプリ」と一緒に、皆さんが辞書や電子辞書を書おうしている場合も考慮して「書籍」や「ショッピング」が表示されます。)

引用: Google Now Changing The Top Search Filters Based On Query

この「English to Tagalog」は試してみたところ、英語での検索では確かにそうなりました。また、日本語の検索でも(「書籍」や「ショッピング」は出てこなかったものの)「アプリ」が前に来ていました。

「English to Tagalog」

そのほか適当に検索してみたのが以下です。

「SEO」

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「SEO」

「パズドラ」

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「パズドラ」

「都知事選」

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「都知事選」

「論文検索」

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「論文検索」

また同じメジャーリーグの球団名でも違いが見られました。田中投手の影響でしょうか。

「ヤンキース」

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「ヤンキース」

「マリナーズ」

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「マリナーズ」

モバイルで見た時とPCで見たときにも違いがありました。

PCで「ロンドンツアー」を検索

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PCで「ロンドンツアー」を検索

モバイルで「ロンドンツアー」を検索

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モバイルで「ロンドンツアー」を検索

今回の変更、賛否両論ありそうですし、個人的にはメニューが変化するととっさに見つけたいメニュー見つけられなくなる気もしているのですが、Googleがこういう対応をしてきていることはとても興味深いですね。