新しいGoogle Webmaster Helpの動画が投稿され、寄せられている質問にMatt Cutts氏が回答しています。
今回の質問は「Googleは写真のEXIFデータをランキング要因として利用しているか」というもので、Cutts氏は「使っていないが、利用できる」と答えています。

「EXIFデータ」とは画像に埋め込まれる写真撮影時の各種情報のことで、カメラの機種や焦点距離、絞り、シャッタースピード、ISO感度、GPS情報などが含まれます。

動画の中でCutts氏がいっていますが、Googleは「画像検索についての A to Z」という2012年4月(日本語版は5月)の記事で既にこのことについて触れており、EXIFデータを情報として利用することは明らかにしていました。

Q: 画像に含まれている EXIF や XMP などのメタデータはどうなりますか?
A: ユーザーがより簡単に検索対象にたどり着けるようにするため、Google は見つけたあらゆる情報を使用します。なお、EXIF データなどの情報は、画像をクリックしたときに表示されるページ(インタースティシャル ページ)の右側のサイドバーに表示されることがあります。

今回の動画でCutts氏は、EXIFデータは「Googleが解析できるものだし、ランキングに利用することもできる」といい、「誰かがそのうちカメラの機種や焦点距離、日付等で検索しようとしたときに、それは有益な情報源になる可能性がある」から、もしそれらの情報を含めることができるのならば、そうしておいた方がいいと語っています。ただ同時にその種の情報が「なければ、私なら追加しようとは思わない」とも語っています。

今後ランキング要因になるかどうかは別として、Cutts氏がいうように、EXIFデータが検索時の手がかりになる場合を考えるならば、残しておいても良いでしょう。逆に、GPS情報等も含まれることがあるため、これらを知られたくなければ画像を公開する前に必ずチェックし、慎重に管理しておいた方がいいと思います。少なくともGoogleがチェックしており、公開される可能性があることは覚えておいた方がいいと思います。