先日、英語版ウェブマスターフォーラムに投稿があり、テーマに関連性のないサイトからの被リンクに対し否認ツールを使うべきか、という質問がありました。これに対し、GoogleのJohn Mueller氏が「その必要はない」と回答しました。

実際に投稿された質問は以下の通りです。

(…)私はあるクライアントのSEOを手伝っています。彼女のサイトを最適化し、ページランク2を獲得して、ポジティブな結果を得られています。しかしそのリンクプロフィールの約50%が無関係なリンクなのです。(…)それらは本当に古いサイトか、あるいは、返信してくれないため、リンクを除去するようコンタクトをとるのも困難なことが多くなっています。

そこで質問なのですが、彼女のサイトからのそれらのリンクを取り除くために否認ツールを利用すべきでしょうか?彼女は現在のテーマに関する良い被リンクを持っていません。私は否認ツールを使うことで、そのサイトの順位が急落するのを恐れています。どう思いますか?

これに対して、何度かやりとりがあった後、Mueller氏が短く次のように回答しました。

以下の点についてはっきりさせておきます。別の話題を扱うサイトからのリンクを否認する必要はありません。このツールは実際、問題のある不自然でページランクを渡すようなリンクが削除できない状況のためだけに作られました。

投稿者のクライアントのサイトはかつて「ガーデニング」に関するサイトだったそうですが、今では同じドメインで「スピリチュアルジャーニー」のサイトを扱っているということです。テーマが変わってしまったのに、古いテーマに向けられたリンクが残っており、悪質なリンクと間違えられることを恐れたのでしょうか。

Mueller氏もいうように、否認ツールは原則として、問題のあるリンクがあり、それを削除できない場合にのみ用いるべきものです。とりあえずはそれ以外の使い方は考慮する必要はなさそうですね。メモとして記事にしておきたいと思います。